2013年6月27日 認知症の理解と公的介護保険
2013年6月 第7回 終活ラボの報告
テーマ:「認知症の理解と公的介護保険」
講 師 :内藤 摩利子さん
開催日時:2013年6月27日(木)13:30~16:30
場所:イタリア文化会館KSオフィス
参加者 :13名
認知症は、今では誰もが知る病名です。物忘れが激しくなる、徘徊する、ひどい言葉を発するなどの症状は人それぞれで、一緒に暮らす家族は戸惑い、自分の親が壊れていく様子に、苦悩は絶えないといいます。実際、認知症の原因や予防法、対処法などを正しく理解している人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。
今までは、家族が認知症になったら、もう諦めるしかないと思っていました。
けれども、今回の講義のおかげで、親が患う認知症の原因や治療法、公的サービスを
正しく知り、親の状態を受け入れることで、世話をする家族の気持ちが和らぎ
認知症の親とじっくり向き合えるようになることがわかりました。
他にも、若年性認知症の助成や保険で気を付けるべきこと、公的介護保険制度のこと
介護サービスの内容や費用のことなど、なかなか自分で調べるのは難しいことも
じっくりとわかりやすく教えていただきました。
今の日本では、認知症を患う高齢者は300万人を超えたといわれます。大変な思いを
しながら認知症の家族を世話する人も年々増えています。そんな状況の中で、私たち
FPが困っている方々に対し手助けできることは、さらに増えていくのではないでしょうか。
だからこそ、認知症を身近に感じ、正しい知識を身に付ける必要があると思いました。
(報告 前佛朋子)