2016年9月 第26回 心理カウンセリングラボ活動報告
テーマ:相談者の目的を達成するための心理学(マイクロカウンセリング)
講 師:朝妻秀子氏(心理カウンセラー、東京・ビジネス・ラボラトリー代表取締役)
日 時:2016年9月15日(木) 13時00分~16時00分
場 所:東京ビジネスカウンセラー学院・東京本校
私はこの「心理カウンセリングラボ」で初めて心理学というものに接しました。それから3年が経過し、今ではラボの時間は私にとっては心の安定剤のようなものになりました。2か月に1回というペースは、ふと自分を振り返るためにちょうどいいサイクルになっています。
その中で感じた事・・・。心理学には大きな二つの方向があるということです。一つは自分を見つけるための学び。それはひたすら自分に向っての問いかけの時間です。クライアントとしての自分ですね。結果、生きる事や毎日の生活が本当に楽になりました。そしてもう一つは、カウンセラーとして相談者の心に寄り添える自分を作っていくための学び。マイクロカウンセリングを学び始めた時に、その視点の違いに大きな驚きを覚えた記憶があります。私の場合は、そこからさらに心理学を学んでいきたいという気持ちになり勉強し、全心連の心理カウンセラーの資格取得につなげることができました。これはFPとしての相談業務にとても役立っている事は間違いありません。
今年のテーマのマイクロカウンセリングとは、傾聴技法を基本としクライアントとの信頼感を深め、主訴を理解し、意図的なカウンセリングを行うことによって、クライアント自身が気づいていく手助けをする・・・ための技法をです。今日の内容は「観察技法」「質問法」「はげまし・いいかえ・要約」「感情の反映」「意味の反映」という内容でした。朝妻先生の分かりやすい例や話し方のアドバイスで、実際にどんなカウンセリングからどんな気づきが生まれるのか、具体的にイメージでき、実際のFP相談業務に役立つ内容でした。
次回は「焦点のあて方技法」から学びます。マイクロカウンセリングの技法ひとつひとつが、実際に相談者の問題解決に役立っていくように思います。心理カウンセリングラボが、多くのFPの方の相談スキルを高める機会となるといいなと思います。自分自身のためにも、またいい相談業務のためにも、ぜひ一緒に学んでいきましょう。(記 大野)]]>