2021年10月21日開催:FPのための心理学「マインドフルネス」

■テーマ
FPのための心理学「マインドフルネス」

■講師
朝妻秀子氏

実施日 : 2021年10月21日

■会場
オンライン開催(Zoom)

■参加人数
14 名

■報告内容
「マインドフルネスとは」とのテーマで、現代の情報過多によるストレス状態から、どのようにして正常な脳機能を取り戻すかについてお話を伺いました。

現代の情報過多やスピード化は、脳のストレスを高め、脳の空き容量を不足させ、集中できず、相手の話の理解を妨げ、記憶力・学習能力・作業効率等の低下を招くことがある。この状態を脳の機能面からみてみる。

脳は大脳新皮質(左脳、右脳から成る人間の脳)、大脳辺縁系(哺乳類の脳)、脳幹(爬虫類の脳)の三層からなり、外部からの情報はこの順番に伝えられる。人間脳は思考・記憶・情緒に関する機能を持ち、哺乳類脳は快・不快・怒りといった感情の機能を持ち、爬虫類脳は生命維持のために自律神経をコントロールしている。

情報過多により脳の空き容量が不足しバグが発生した際は、記憶と思考の結び付けがうまくいかず、重要性、危険性の程度に関する情報伝達に支障が生ずるため、過度な不安や恐怖を招くことになる。このような場合、爬虫類脳は誤って命の危険が迫っていると認識し、緊張状態を引き起こす。その結果、頭の中はパニック状態またはフリーズ状態となり、記憶力・学習能力・作業効率が低下する。

マインドフルネスはパニックに陥った頭を一旦冷静にさせ、3つの脳を綺麗につなぎ、過度の緊張、恐れ、不安を取り除きリラックスさせて、純粋に五感で感じたことを意識化できるようにして、脳全体に正常な機能を取り戻す働きがある。

マインドフルネス状態を促す方法

 ・五感を使って一点集中し、雑念に惑わされないように、リラックスして落ち着いて考える。

 ・不安が現実化する可能性と、現実化した時のリスクの程度を考え、過度な不安を取り除く。

 ・一つだけの情報に惑わされずに、他の多くの情報を知り、別の見方をしてみる。

マインドフルネスによって、情報過多によるパニック状態を防ぎ、自分の五感を大切にして本質的な事柄に気付いていくことが重要だと思います。

(五十嵐文彰)