第66回勉強会の開催報告
第66回勉強会のご報告
日 時 : 平成31年3月11日(月) 10:00~12:00
会 場 : 東京ウィメンズプラザ2階 第1会議室A・B(予定)
タイトル: 「事例から学ぶ相続法改正」
第66回の勉強会は、「事例から学ぶ相続法の改正」というタイトルで、講師は、弁護士・弁理士・司法書士である長谷川卓也先生でした。
総合法律事務所でご活躍されている先生で、幅広い相談、事件解決の実務経験も豊富な長谷川先生の丁寧な説明で、事例から具体的にイメージしながらしっかりと理解できました。
まず現行法の問題の所在を明確にし、そこからどのように改正されたのか、その結果どのような影響があり処理が変わってくるのかを説明していただいたので非常に分かりやすかったです。
また、FPとして抑えるべきポイントも整理してお話していただきました。
内容としては、今回の40年ぶりの相続法大改正の中で、
配偶者の居住権を保護するための方策として創設された配偶者短期居住権、配偶者居住権についてと、
遺産分割、遺言制度、遺留分制度、相続の効力等に関する見直し、そして相続人以外の者の貢献を考慮するための方策としての特別寄与料について学びました。
また最後に、FPの保険業務に関わるものとして、債権法改正の定型約款についてもご説明いただきました。
質問のあった配偶者居住権の評価や、寄与分の計算方法等の詳細まできちんと詳しく説明してくださいました。
中々頭に入りにくい難しい法律の内容も、このように事例と合わせてポイントを整理して丁寧に説明してくださったことにより、2時間という短い時間で充実した内容をしっかり習得でき、非常に満足度の高い勉強会でした。
執筆者:植平由美子