Event Report

開催報告

■タイトル
FPのための心理学「アダルトチルドレン」

■参加人数
16 名

■報告内容
今回のテーマは「アダルトチルドレン」で、心理カウンセラーの朝妻秀子先生からお話を伺いました。

問題のある家庭(親から虐待、家族間の不仲など)で育った場合、問題を抱えた親が自分のお手本になってしまう、「アダルトチルドレン」は、生きづらさを感じているけど、本当の自分を知ったらもっとステキになれる人です。

「完璧な家族」はなく、どんな家族・家庭でも(大なり小なり)何らかの問題をかかえています。
「アダルトチルドレン」の中には、自分はこうしたいという意思「本来の自分(インナーチャイルド)」と、相手から嫌われないよう振る舞う行動「知識の集合体(インナーアダルト)」がいます。

「本来の自分」に気づいて、いたわっていく「アダルトオブアダルト」の振る舞いをしていくことで本来の自分の能力を発揮することができます。

また、アダルトチルドレンには「共依存」タイプがあり、困っている人を助けたいと思い、人を助けることによって自分の穴を埋めているのが「共依存」タイプなので、最終目標は相手から感謝されないと不満が残ります。
相手から好かれなくても、相手のためになること(本来の自分が思うこと)をきちんと伝えて、「相手を助けられて良かった」と思えれば「共依存」になりません。どんなふうに振る舞うことが「アダルトオブアダルト」なのか、活発な意見交換を通して、学ぶことが多くありました。

WAFP入会4ヶ月目で、初めてラボ参加させていただいた私は、「アダルトチルドレン」って、なんとなくイメージはあっても、実際よく理解していませんでした。
もっと前に知っていれば、あのときに上手く受け止めて応えることができたかもしれないと振り返ってしまいました。
お金のことで悩んで相談される方の中には、重いものを背負ってこられている方もいらっしゃいます。
仕事でも家庭の中でも、自分が「アダルトオブアダルト」として振る舞い、お互いより良い方向にすすむよう意識していきたいと感じました。

伊藤江里子

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