Event Report

開催報告

■テーマ
苦手な人との付き合い方
■講師
朝妻 秀子氏
■会場
オンライン開催(Zoom)
■参加人数
4名
うちWAFP会員は4名
■報告内容
心理カウンセリングラボでは、毎回、プロの心理カウンセラーである朝妻秀子先生を講師に、毎回、課題を決めて学んでいます。

9月3日のラボでは「苦手な人とのつきあい方」を学びました。

「苦手」な理由には3パターンが考えられるということで、「VAK」「アダルトチルドレン」「投影」について教えていただきました。

まず、VAK※は、人が行動するときに3つの感覚(視覚・聴覚・体覚)のうちどれが優位に立つかで分類する方法です。タイプによってコミュニケーションの取り方(言葉選び、表現方法)も違うので、タイプが同じならわかりやすいと感じ、違えば「わかりにくい」「合わない」と感じやすいとのことでした。

※ VAK

・Vタイプ=視覚(Visual) 頭の回転が速い、早とちりする

・Aタイプ=聴覚(Auditory) 論理的、記憶力がよい、1つわからない言葉があると先に進まない

・Kタイプ=体感覚(Kinesthetic)一度度決めたことは揺るがない、ゆっくり話す

次に、「アダルトチルドレン」についてお聞きしました。

心の中には2つの領域(感情・思考)があります。何か起きたときには、まず感情が動き、次に思考で制御され、状況にあった行動を行うことができます。

しかし、「アダルトチルドレン」の傾向がある人は、何か起きたときの感情を思考によって変えることができず、ネガティブな捉え方になる傾向があるそうです。

「そんなふうに取らなくても」「悪いように考えすぎでは」と相手の反応に戸惑うことがあるのは、心の領域の動き方が違うためだったのかと感じました。

また、「投影」とは、「無意識に行われる」「自己認識の一形態」だそうです。「苦手」と感じている相手は、自分がそうなりたいと思っているから苦手と感じることもある、ときいて、「そうだったの?私?」と自分に問い返したくなりました。

自分や相手の行動や感じ方の傾向を考えて対応すれば、苦手な人とのお付き合いも楽になりそうです。

さらに話は五感の鍛え方や脳の構造にまで及び、心と体のつながりに、さらに興味がわきました。

次回は、心理学や脳科学から見た「パラレルワールド」のお話とのこと。心と体のつながりについて、もっと広く深くお聞きできそうで、楽しみです。

(大林香世)

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