2022年2月9日開催:FPのための心理学「自分の課題にどう打ち克つか」
■テーマ
FPのための心理学「自分の課題にどう打ち克つか」
■講師
朝妻秀子氏
■会場
オンライン開催(Zoom)
■参加人数
15 名
■報告内容(実施日 : 2022年2月9日)
今回のテーマは「自分の課題にどう打ち克つか」。
朝妻先生の講義に入る前に、参加者それぞれが課題に思うことなどを話してのスタートとなりました。
講義は、わかりやすい図表をもとに、時折参加者が話した課題に即したお話も交えつつスムーズに進みました。内心「専門用語が多かったらどうしよう…」と考えていましたが、杞憂に終わりホッとしています。また、理論を聴くことで、相談時に自分がなんとなく感じていたことを新たな視点で思い返すきっかけともなり、とても面白いなと感じました。
とくに記憶に残っているトピックは、次の2つです。
①脳の階層(人間脳・動物脳)の働きとそれらの関わり合い
生活のなかで思うようにならないときに「自分の脳の状態がどうなっているのか?」の説明。さらに、動物脳を上手にコントロール・仲良くできると、パニック状態や怒りや不安からくる自律神経の不調から解放されること。
個人的には、激したときに「・・・と感じている私がいる」と心に思うことで我を忘れてカーっとするのを防げる。あのフレーズが思い出されました。あぁ、動物脳をなだめようとしていたんだな、と。
②課題達成を阻む障害は2種類ある
物理的・現実的な障害だけでなく、過去の経験から派生した思い込みなど心理的・隠れた障害があり、それらベクトルの異なる2つの障害の領域が鏡のようにつながっていること。
相談の場においても、損得勘定的に合わない行動に気づかない・止められない人など、心とお金の摩訶不思議な関係を感じていたため、答え合わせをしているような感覚もありました。
今回初めてラボに参加させていただいたのですが、話しやすい雰囲気の中であっという間の3時間でした。
次回のテーマがマインドフルネスときき、ぜひまた参加できればと考えています。朝妻先生、貴重なお話をありがとうございました!
(海老原政子)