2013年9月11日 NLPを学ぶ
2013年9月 第8回 心理カウンセリングラボ活動報告
テーマ:NLPを学ぶ
講師:朝妻秀子氏
日時:9月11日(水) 13:00~16:00
場所: 九段下KSオフィス (千代田九段南2-1-30イタリア文化会館ビル4階)
参加者:9名
今回から、新しいテーマ「NLP」についてシリーズで学ぶことになりました。 「NLP」はN:Neuro、L:Lingstic、P:Programing― 日本語訳は「神経言語プログラミング」 私たちは、五感を通じて学習したことを蓄積しています。そして成長するにつれて いつからか学習したことを言語化しています。 神経と言語をリプログラミングする のが「NLP」だそうです。
○NLPはどのように役立つか 意識と能力の関係は 「①無意識的無能力→②意識的無能力→③意識的有能→④無意識的有能」 の順序で高められる。 例えば、①車を運転したいと思っていないし、運転する こともできない→②車を運転したいが、運転できない→③車を運転したいと思い 運転することができる→④車の運転を意識することなく運転できる、状態までに なるには、車の運転を繰り返して習得し、体に強烈なインパクトを与えることが 必要。 NLPを学ぶことで、そのスピードを上げることができる。
○代表システム(V・A・K) 人は、物事をとらえる時に 「視覚(V)」「聴覚(A)」「体感覚(K)」の3つの感覚でとらえていると 言われている。その人によって3つの感覚のうち、優位に使っている感覚がある。 ・代表システムが同じ人同士は、ラポールが築きやすい。 ・相手の代表システムを知ることができれば、相手に合ったコミュニケーション の方法を使って理解し合うことができる。
○アイ・アクセシング・キュー 人の優先的な代表システムが最もよく表れるのが 目の動き。 左右、上横下の組み合わせによって、相手がどのように考えている のかを読み取る。
○コミュニケーションの技術 ・バックトラッキング(繰り返し) 相手の言葉の語尾やキーワードを繰り返す ・ペース&リード 相手のペースに合わせたあと、だんだんと自分のペースにリードする ・ミラーリング 相手に気付かれないように相手と同じ動作をすることで 相手が無意識に一体感を感じる
○「連合」と「分離」 ・連合-過去の体験をありありと想起したり、将来の姿をありありとイメージしたりする状態 ・分離-ある体験をある距離をおいて体験する状態 自分で「連合」と「分離」を コントロールできると人生にとって便利で役立つ
今回は、「NLP」の初回ということで全体像を学びました。 自分がどの代表システムかを知ることや、相手の目の動きによってどのように考えているか を知ること、連合と分離の技術などはセミナーの組み立て方や相談現場にも直接役立てられ そうです。次回からは実際にエクササイズをしながら学ぶ予定です。 (報告 宮里惠子)