2019年1月24日開催:FPのための「ファシリテーションスキル」
テーマ:FPのための「ファシリテーションスキル」
講師:朝妻秀子氏(心理カウンセラー、東京・ビジネス・ラボラトリー代表取締役)
日時:2019年1月24日(木)14時00分~17時00分
場所:東京ビジネスカウンセラー学院
■報告
今回は初めてのセミナー講師養成ラボと心理ラボのコラボの学びの会でした。
大きく分けて2つのテーマ「ファシリテーターに求められるあり方」と「ファシリテーターの表現力」について学びました。
ファシリテーターとしてのテクニックなどがメインになる勉強会かと思っていたのですが、そうではなく「ファシリテーターとしてのあり方」がとても重要となるとのことで、朝妻先生ご自身が師匠から学ばれたものを抽出しまとめられた10個の条件について主に学んでいきました。
その内容は、とても意味深いもので、ファシリテーターとしてだけでなく、家族や職場や友人等どの人間関係にもあてはまる非常に深い内容でした。
簡単にまとめると、自分の五感を研ぎ澄まし、その場に起こっていることを正確に捉え、正確に反映できること、つまりまず自分自身そして相手の感覚、感情、考え等を正確に捉えることが必要となります。そしてファシリテーター自身が楽観的であり受容的であり自身が居心地の良い状態となることにより、その場の空気をコントロールすることも必要とのことです。決して様々な感情やトラブルに巻き込まれないことも大切となります。
10個の条件をクリア―することは、非常に難しく感じましたが、五感を磨く訓練や心理学を学ぶことによりできるようになっていくそうです。
現代は、生きていく上で五感を使う必要性が少なくなってきており人間の感覚が鈍くなってきている等の感想がありました。
私自身、日常の中であまり五感を使わず、ぼーっと生きてきたことに気付かされました。
今後の日常生活の中で少しずつ訓練を重ねていくことにより自分に入る情報の量や質が大きく変わると思います。また心理学の学びも深めて、より豊かな人生にしていきたいと強く思いました。
次回は、心理ラボは「認知行動療法」についてです。
(記:植平由美子)